子犬のしつけのご褒美におやつをあげるのはいけないの?
子犬のしつけのときにおやつをあげてしつけすることってよくありますよね??
実際にはおやつをあげることはいいのですが、しつけのときのおやつはよくないという考え方もあります。
今回はおやつの使い方、おやつの利点・欠点などを説明します!🐶
①おやつを使わないしつけ
人によって様々だと思いますが、おやつを使わない方法としては食べ物ではなくスキンシップで褒める方法もあります!
褒められれば嬉しくてまたこれをすれば褒めてほらえるんだ!
というふうに犬もちゃんと覚えていきます。
では、しつけにおやつを使うと何がいけないのか?!
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それは……
・おやつをあげることで犬の本能を育てていることになるだけで、飼い主に対する服従にならない!
・おやつがある時しか言うことを聞かなくなる💦
・飼い主の指示よりも食べ物に釣られてしまうだけで、しつけの内容に限界がある!
・指示に従ってもおやつを貰えない時があるので犬のストレスがたまる!
・おやつを持っていない時にはしつけができない
このように、しつけにおやつを使うことで悪影響を与えてしまうこともあるのです。
しかし、おやつを使うことで利点もあります!
おやつは、子犬の関心を自然に引き寄せ、意欲を引き出すという役割があります。
なので子犬の場合、言葉で褒められるよりおやつを貰える方が具体的に形として分かりやすく、しつけのご褒美を理解しやすいのです。
そのため、意欲も高まり学習も早くなると考えられています。
犬は、物事を学習するとき、
行動と結果をリンクさせる!
犬のしつけでは、その行動が犬にとっていい結果をもたらすのかあるいは、不快なことから解放してくれるか、どちらかの関連付けで教えることが効果的になります。
いい結果を与える方法……
ある行動をすると子犬にとって何かいいことが起こる!という成功体験を積み重ねる。
嫌なことが消去される方法……
ある行動をすると子犬にとって不愉快だったことがなくなるという成功体験を積み重ねる。
なので、「子犬にとって何かいいこと」をおやつとしてご褒美に置き換えたのがおやつを使った方法です!!
おやつ以外のものでご褒美といえば、
・好きなおもちゃをあげる
・スキンシップで喜ばせる
・褒める
・一緒に遊ぶ
子犬が喜ぶ方法であれば、全てご褒美に使うことが出来ます!
では、なぜあえておやつなのか??
それは、形のないものを嬉しいご褒美として子犬がしっかり認識できる為には、それを提供している人が子犬に信頼され、好かれていることが第1条件になるからです。
=信頼関係がまだ出来上がっていない時期だと、形のないご褒美を子犬に「いいこと」と認識させるのは少し難しいということです。
好きなおもちゃは形として分かりやすいですが、ご褒美として与えた後にまた取り戻す必要があるのでこれもやはり難しいですね。
以上のことから、子犬にしつけのご褒美の意味を持たせてモチベーションを上げるには、おやつが最も分かりやすく、効率がよいということになるのです。
おやつを使う注意点としては、
与えるタイミングがとても大事になります!
タイミングがずれると子犬はおやつを貰えた理由が理解できません!
おやつは、子犬からねだられるよりも前に、飼い主さんの方から自主的に提供しなければなりません
子犬からねだられたタイミングであげてしまうと、しつけのご褒美というよりも、「ねだったらもらえた」というふうに間違った学習をしてしまいます。
しつけのご褒美のおやつは、指示に従ったらすぐに褒めてすかさずあげるというタイミングが重要ですね!
しつけをスムーズに行うためには、子犬が飼い主さんを心から信頼していることが何よりだと思います!
おやつは、その過程にある手段という考え方が良いのではないかと思います。
しつけは子犬だけのものではなく、飼い主さんも一緒に成長していくことが必要です。
良きパートナーになれるように一緒に頑張ってください✨🐶